映像にカラーグレーディングを施して動画をより感動的に編集しよう!

映像にカラーグレーディングを施して動画をより感動的に編集しよう!

どうも、最近ミラーレスで撮った写真の現像にすっかりハマっているひろやきです。

過去記事:OLYMPUS AIR A01に65年前のビューファインダーをつけて瞬撮!

実は最近、シェアメイトとMy Japan Awardという企画に動画をエントリーすることになりまして、その撮影用の機材の提供と動画の編集をすることになりました。

リンク:MY JAPAN AWARD

今まではMacBook Airに元々ついていたiMovieで動画編集をしていたんですが、折角Adobeクリエイティブクラウドの全部入りを契約しているので、Premiere Proでの編集に挑戦することに。

iMovieよりもできることが多く、今回の動画編集でカラーグレーディングなる機能を初めて使ったので、その機能について簡単にまとめたいと思います。

カラーグレーディングとは

カラーグレーディングとは、色調補正作業のことで、映画やPVなどでは映像の色味の調整がストーリーを補強するのに重要な演出だそう。

サスペンスなら暗くしたり影を強調することで、映像から受ける印象が劇的になるようにシーンごとに細かく調整するそうです。

プロの現場では、シーケンスごとにライティングや色味が変わらないように慎重に撮影されているそうですが、それでも多少のグレーディングを行い、映像をさらにブラッシュアップしているとのこと。

素人が撮った動画は特に撮影時の調整ができているはずもないので、このカラーグレーディングを行うだけで、映像の印象を大幅に向上することができるわけです。

参考書籍について

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ちなみに、このカラーグレーディングについてまとめた専門書というのはあまりなく、色々探してみましたが、以下のものが1番詳しくまとまっているそうです。

ちなみに、結構高いので国立国会図書館に読みにいきましたが、内容が専門的過ぎて、一般人向けではありませんでした。

Adobeの動画編集ソフトであるPremiere Proで色味をいじってみた個人的な感想としては、同じくAdobeの写真現像ソフトのLightroomの操作方法に似ていると思いました。

使われている用語も「ホワイトバランス」や「彩度」などだったので、写真現像の知識を持っていれば感覚的にある程度の調整はできちゃいます。

実際の調整画面

元々Adobeで動画のカラーグレーディングをする場合、Speed Gradeという別ソフトを使っていたそうですが、今はもうPremiere ProにLumetriというカラーグレーディング機能が実装されているので、Premiereさえ入れていればそれだけで色味の調整が可能です。

実際の画面を見てみましょう。

こんな感じで、Lightroomなどの現像ソフトのように感覚的に動画の色味や明るさを修正することができます。

反映された内容を確認しながら修正できる&元データを非破壊編集できるので、いくらでもやり直すことができます。

ちなみに元動画はこんな感じで、あまり夕方感のない見た目ですが、「色温度」や「自然な彩度」に対してグレーディングをかけると、こんなに夕日っぽい色が出てきます。

おわりに

写真の現像ソフトを普段から使っていないと、調整項目の名称にあまり馴染みがないかと思いますが、慣れると結構感覚的に映像をいじることができるので、簡単に印象的な映像にすることが可能です。

もしお使いの動画編集ソフトでグレーディングができるのであれば、折角なので色味も調整してみてはどうでしょうか。

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