誕生日、ハロウィン、クリスマスなど、シェアハウスに住んでいると節目節目で色々なイベントが立ち上がります。コーヒー部やヨガ部などの部活動も組織されたりしますが、その多くがどちらかというと活動的で華やかなものです。
そんな中、同い年のシェアメイトの提案で文化系の活動が始まりました。それぞれのオススメの本を回し読むという企画です。
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普段読まない本を読もう
この取り組みは、メンバーそれぞれがオススメの本を出し、それを1週間毎に読んで次の人に回していくというものです。
始まりはシェアハウスの同い年連中でやりとりしているメッセンジャーでのこと。あるシェアメイトが普段選ばないような本と出逢いたいと、この企画を提案しました。それにのった7名で始めることに。
ちなみに気になる著作権についてですが、不特定多数ではなく限定的な人数の間で回し読みするのは特に問題ないそうです。
それぞれがまわした本
さて、7人で始めた回し読みですが、今回それぞれがまわした本を紹介したいと思います。
見事にジャンルが被っていません。同世代かつシェアハウスという特殊なライフスタイルを選んだ似た者同士ですが、ここまで被らないとは。
ちなみに僕が選んだ本は「超芸術トマソン」でした。どこで知ったかは忘れましたが、ずっと気になっていたもののkindle版がなく手を出せていなかった本だったので、ここぞとばかりに購入。
2周目に突入
1冊1週間なので、一回りするのに2ヶ月弱かかりましたが、終わってみるとあっという間。期間も丁度良く毎回読み切ることができました。
普段なら選ばない本が回ってくるわけですが、意外とどれも楽しんで読むことができ、普段どれだけ機会を損失しているかを実感。
ちなみに今回個人的に出逢えてよかったと思った本は「外道クライマー」でした。これこそ普通に暮らしていたら接点がない登山系(その中でも変わりダネ)の本で、最初回ってきたときは、読みきれるか不安に感じましたが、読み始めてみるとドンドン読み進めることができ、その日のうちにあっという間に読み切ってしまいました。
他のメンバーも今回の企画で自分の好みの本と出逢えたみたいで、そのまま2周目に突入することに。
こんな出逢いもいいもんだ
この取り組みをやってみて、良かったことが2つあります。1つ目は、kindle版がない本を購入する良い機会になるということ。部屋の本を完全に電子化してしまい、kindleで本を買うことがデフォルトになってしまうと、kindle版が出ていない時点で買う気が無くなってしまいます。こういう機会があると、他の人に紹介することもできるので、わざわざ紙の書籍を買う理由にもなるという。
そしてもう1つは、電子書籍でも本屋でも出逢えない本に出逢えるということ。これは企画発起人のシェアメイトの思惑でもありましたが、普段買う本を決めずに本屋に行くことはあれど、そこで選ぶのは自分のフィルターを通したものでしかありません。他の人のセンスで選ばれた本に出逢えるのは、とても楽しい経験でした。
おわりに
7人で本を遅滞なく定期的に回すというのはシェアハウスに住んでいないと中々難しいかもしれませんが、もっと少数でならシェアハウスに住んでいなくとも職場や学校でできるしオススメです。
それぞれのセンスで選んだ本を読みあって、一周回ってからそれぞれの本の感想などを話し合うなんてのも楽しいかもしれません。