東京都内で紅葉ライド。秋川渓谷までちょっとひとっ走りしてきた。

東京都内で紅葉ライド。秋川渓谷までちょっとひとっ走りしてきた。

ちょっとベストシーズンには早かったですが、秋川渓谷まで一走りしてきました。

秋川渓谷は、都下に住まうローディー達御用達のサイクリングロードを擁する多摩川の支流、秋川上流の渓谷で、あきる野市から檜原村までを含む全長約20kmの区間のことを言うそう。

多摩地域は、都心へのアクセスばかりが注目されますが、実は里山などの自然の存在も身近にあって、アウトドア系の趣味人にはとても良い立地なんですね。

ここ、秋川渓谷もその1つで、多摩サイと睦橋通り、五日市街道、秋川街道を繋いで片道40km前後で遊びに行けます。ゆるぽた圏内ですね。

そんな都内のオアシスに紅葉を見に行ってきましたよというお話。

多摩川サイクリングロードで出会った景色

今日の予想最高気温は19.4度、最低気温は9.1度。

前日までの天気予報通り、秋晴れで暖かい気温の中雲も少なく、快晴といった様子。

日向を走る分には寒さを感じるどころか、暑いくらいの陽気。

サイクリングでいつも利用する多摩サイを上流に向かって進み、一路あきる野市は武蔵五日市駅へ向かいます。

多摩川左岸をえっちらおっちら漕いでいると、遠くの方に富士山がこんにちは。

この間の河口湖チャレンジが曇りでちょっと残念だったので、今日行けば良かったと、若干の後悔が頭を過ぎりましたが、気を取り直してあきる野市を目指します。

トレイルバターの悲劇

多摩川に架かる睦橋(福生市)を渡り、多摩サイから睦橋通りに入ったところで、そういえば今日はトレイルバターでの補給を試したかったんだ、と思い出し、背中のポケットで温めてやわくしていたヤツを取り出します。

今回試すのはミニサイズの方。(写真左)

エナジージェルのように封を切って押し出そうとした正にその時、事件は起こりました。

待ってましたとばかりに飛び出す分離した油分。駄々下がるテンション。

トレイルバターは脂質メインなので、長時間のアクティビティの際に、ゆっくりとエネルギーに変換される補給食なんですが、封を切る前にしっかり揉み込まないと、温めて溶けた油分が分離してしまっているため、こんな惨事が起きるようです。

味自体はピーナツバターみたいな感じで、味がきついエナジージェルと違って食べやすく感じました。

ただ、リピートするかと言ったら、微妙かな。

温めて柔らかくしていたとはいえ、ピーナッツバターが硬めで押し出すのが難しかったりしてサイクリングでは扱いづらかったです。

手についた油分をティッシュで拭き取り、気を取り直して自転車に跨ります。ロスした時間を取り戻さねば。

付け合わせのビスコッティも美味しいオトノコーヒー

そんなこんなで通りがいつの間にか五日市街道に変わり、武蔵五日市駅を左折すると秋川街道に至ります。

武蔵五日市駅といえば、これから向かう秋川渓谷のさらに奥、檜原村の都民の森に向かうクライマーたちがよく輪行でスタート地点にしていますね。

このまま真っ直ぐ進むと秋川渓谷に到着するわけですが、途中で眠気を催したので、前日に調べていたオトノコーヒーに立ち寄ることに。

抽出11時間というアイスコーヒー(ガテマラ)をいただきました。(680円)

一緒にビスコッティを注文しようとしたら、ご主人が付け合わせに少しついてくるよ、とアドバイスしてくれたので、アイスコーヒーだけを注文。

アイスコーヒーも美味しかったですが、ビスコッティの甘さが丁度いい。

そのまま食べても良いんですが、コーヒーにつけると少しほぐれて食べやすくなるとご主人が教えてくれたので、試してみましたが、確かにんまい。

ご主人の雰囲気も含め飲み終わる頃にはすっかりこのカフェを気に入ってしまったので、お土産に豆を買って帰ることにしました。

豆の品揃えが半端ないです。注文が入ってから焙煎してくれるそうなので、めっちゃフレッシュ。

家で豆を挽いて淹れればフワフワモコモコに膨らむ美味しいコーヒーが淹れられそうです。

ただ、焙煎に20分くらいかかるとのことだったので、秋川渓谷についてから電話で注文をして、帰りに受け取ることにしました。

いやー、いいお店に出会えた。良き。

うの花ドーナツの檜原とうふちとせ屋

オトノコーヒーを後にして、本来の目的地、秋川渓谷に向かいます。

秋川渓谷には美味しいドーナツを売っている豆腐屋さんがあるそうで、今回の裏テーマはそこのドーナツです。

花より団子。紅葉よりドーナツということですね。

お店の名前は檜原とうふちとせ屋。

お昼時にもなってきてお腹も空いてきたので、ペダルを漕ぐ足もはやります。

とはいえ、途中いい光を見つけたので、ついこんな写真を撮ってみたり。

目的地まではほぼ平坦で登らないので、あっという間に到着。

ドーナツの前にお昼を食べようと思っていたギャラリー喫茶やまびこが休みだったため、一瞬途方に暮れたものの、 事前に妻に聞いていた払沢の滝(ほっさわのたき)が近そうなので、自転車を停めて軽いハイキングに移行。

その後でお昼の変わりにドーナツで補給することにしました。

ちなみに今いるところはココ。

有名な都民の森は結構左上の方ですね。今度登りの覚悟ができたら行ってみたいな。

突然のハイキングと払沢の滝でマイナスイオン

さて、滝までのハイキングコース、整備されているとはいえ、舗装されているわけではないので、ガッツリクリートのついたガチシューズだと難しかったでしょうね。

そんな時、普通のスニーカータイプのSPDだと楽々です。ほぼ普通のスニーカー。

それにしてもまだピークでは無いとはいえ、いい具合に木々が色づいています。きて良かった。

それに川の水の色はとても澄んでいて、まさに清流。

ついついカメラのシャッター回数が増えてしまいます。

平日ということもあり、途中ですれ違う人もまばらですね。静かで良いです。

紅葉ライドがすっかり写んぽになってしまいましたが、10分程で滝に到着。ドーン。

マイナスイオンを浴びつつ、シャッターを数回切って、そそくさと自転車を停めたところまで戻ろうとしたんですが、こんなレトロな看板がかかる郵便局があったりして、カメラがしまえません。


うの花ドーナツの檜原とうふちとせ屋 アゲイン

さて、それではうの花ドーナツを食べにちとせやへ向かいましょう。

向かう途中にもいい感じの光とロケーションがあったので、パシャリ。

順光でも、パシャリ。

Rawlow Mountain WorksのTabitibi Toteが可愛すぎてごめんなさい。

ついに念願のうの花ドーナツ!うまし!これはリピート確定ですわ。

(一個110円)

妻へのお土産とその場で食べる用の2つを購入。

後から思ったんですが、お土産用をもう一つ買っておけばよかった。家でも食べたい。

ローディ仲間によると、ここは朝早くに行くと揚げ出しがあるらしい。それも食べたい。

美味しいドーナツを頬張りながら復路のことを考えていたところ、オトノコーヒーに豆の焙煎を依頼していないことを思い出し、電話。

今回はお店の名前を冠するオトノコーヒー(100g 820円)にすることにしました。

帰宅後淹れて飲んでみましたが、甘い香りの飲みやすいコーヒーでした。

次はどの豆にしようかな。今から楽しみです。

松村精肉店の秋川牛コロッケ

さて、紅葉とドーナツという目的は果たしたので、あとは来た道を戻るだけです。

ただ、まだ補給食のミニあんぱんがあるとはいえ、ドーナツ一個ではお昼には足りませんでした。

お腹すいた。しょっぱいもの食べたい。

とキョロキョロしていたところ、オトノコーヒーの向かいにお肉屋さんを見つけたので、そこで秋川牛コロッケをいただくことに。

ロードバイク用のサイクルラックも設置されていました。

東京にもブランド牛があるんですね。知らなかった。

じゃがいもが荒めに潰してあって、味とともに食感も好み。美味い。これもリピ確です。

近藤醸造(キッコーゴ醤油)の醤油ジェラート

初めての道は、帰りは来た時よりも早く感じます。

帰宅時間も具体的にイメージ出来てくるので、寄り道も増えます。

と、いうことで、まだあきる野市を出てもいないのに、気になる幟を見つけて引き返しました。

醤油ジェラートだと。

近藤醸造さんという醤油屋さんが、自分とこの醤油を使ってジェラートを作ってるのだそう。

後で知ったのだけど、ここのキッコーゴ醤油は美味しくて、わざわざ取り寄せる人もいるらしい。

この近藤醸造さんもサイクルラックを設置していました。

普通のお店にこれが設置されていると、すごく歓迎されている気がして入りやすいですよね。

サイクリストホイホイ。

(315円)

サイクリングにはジェラート。

パブロフの犬のようにローディーはこう習慣づけられている。

長旅で消費したカロリーがあるので、普段なら罪悪感のあるこの甘味も、れっきとした補給食なのです。

味はと言うと、これまた美味い。

ミルクに醤油が加わるだけで、こんなに美味しくなるとは。

ほんのり感じる塩味がバニラの甘さを膨らましてくれて、どんどんスプーンが進み、あっという間に完食。

ここもリピート確定です。 今度来た時は醤油も買ってみよう。

どうしよう、こんなにリピートするお店が増えたら、新たなお店が開拓できない。。。

たちかわ創造舎のTRYCLEに寄り道

アイスでエネルギー充填が完了したので、元来た五日市街道と睦橋通りを抜けて、多摩サイに合流。

途中、たちかわ創造社に最近できて見にいけていなかったTRYCLEさんに立ち寄り、てんちょーノリさんとお話をして帰路につきました。

今度時間に余裕のある時に、メンテナンスとかお願いしに行こうそうしよう。

TRYCLEさんを出る頃にはいい感じに日が暮れて、夕日が綺麗でした。

おわりに

元々は秋川渓谷の紅葉を見るだけのライドのつもりでしたが、トラブルもありつつなんやかや色々と立ち寄り、帰宅した時間は18時半頃に。

こないだまで暑かったような気がしますが、いつの間にかすっかり日も短くなり、家に着いた頃には暗くなってました。

思ったよりも距離が延びたようで、走った距離は往復98km。

大したアップダウンもなく淡々と踏めたので、特に疲れも残らず、気持ちいい紅葉&グルメライドとなりましたとさ。

またすぐにうの花ドーナツ食べたくなるだろうなあ。いや、すでに食いたいな。

紅葉が綺麗なうちにもう一度行ってみるか。

お粗末様でした。

ちなみにお土産のドーナツは潰れないようにこうやって持って帰りました。

 

使用カメラ:FUJIFILM X-M1

使用レンズ:XF35mmF1.4 R

今日の補給食

家から持ってきたのは、緊急用のウィダーインゼリーのストロングとトレイルバターミニ。

ウィダーインは、以前、道志みち経由で河口湖に向かった際、長く続く登りに疲労がピークに達した時にBCAAたっぷりのウィダーインに助けられたので、緊急用に。今回は使わずに済みました。

トレイルバターミニは、ハイカーズデポで仕入れたものを今回初投入しました。

去年、乗鞍に挑戦した時に試したエナジージェルが口に合わなかったためこういう補給食は敬遠していましたが、脂質メインのピーナッツバター系で味自体は好みでしたが、如何せんサイクリング中にはちょっと食べにくかったですね。

なんだかんだ、近所のコンビニのおにぎりと5個入りのミニアンパンが優秀という結論に。


当日の天気と装備

天気予報は晴れ。予想最高気温は19.4度、最低気温は9.1度。

日中は暑くても、走りはじめと夕方は肌寒くなtたりするので、半袖のサイジャを選択しつつ、ベースレイヤーはモンベルジオラインのMWとLWを重ね着しました。

下はUNIQLOのパフォーマンスサポートパンツとレーパンの重ね着。

ある程度の寒さが予想されても、大体走り出すと体が温まってくるので、本格的な冬が来るまでは、この重ね着の調整でなんとかなります。

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