SONYのBluetoothヘッドホン、MDR-1000xのノイズキャンセルが半端ない件

SONYのBluetoothヘッドホン、MDR-1000xのノイズキャンセルが半端ない件

今まで、外出中は音質よりも持ち運びやすさを重視してヘッドセットを使用していましたが、ここのところの繁忙期で溜まったストレスをいい音で解消しようと、ガチめなヘッドホンの導入を決めました。

過去記事→プラントロニクスのM90はオススメのヘッドセット、音楽鑑賞に最適!

コードレスであることは当然として、今回は折角なのでより音に集中できるようにノイズキャンセリング機能のついたMDR-1000xを選択。

実際にヨドバシカメラで比較した上で買ったので当然ちゃ当然なんですが、とても良い買い物だったので紹介したいと思います。

ノイズキャンセリング

まず、このヘッドホンの1番の売りであるノイズキャンセリング(以下:NC)機能についてですが、まるで自分だけが違う世界にいるかのように喧騒から隔絶されるんですよね。

装着してから電源をつけるとすごくよく体感できるんですが、スゥッと周りのノイズが消えていくのは結構な衝撃です。

ちなみにNCにはアンビエントサウンドというモードがあり、環境音を適度に取り込んでくれるので、音楽を楽しみながら外の状況も知りたい時は便利です。

また、以上のアンビエントサウンドモードには単純に環境音を取り込む「ノーマル」と人の声だけを主に取り込む「ボイス」の2種類が用意されています。

ちなみに僕は電車に乗る時などに後者の「ボイス」を有効にしています。周辺の人の話し声もそこそこ聞こえてきますが、特にアナウンスが明瞭に聴こえるので、とても便利です。

あともう1つすごいのが、このヘッドホン、右側のハウジングに手をかざすとその時だけ外の音を取り込むことができるんですよ。レジでのお会計の際にもこの機能を使えばヘッドホンを外さなくても済みます。「クイックアテンション」という機能だそうです。

ちなみに僕は普段からずっとメガネをかけているんですが、このヘッドホンは、装着している人の環境に合わせてNCを調整する「パーソナルNCオプティマイザー」という機能があるので、メガネをかけていても素晴らしいNC性能を享受することができます。

仕組み的にはヘッドホンのスピーカー部分から調整音を発生させ、ヘッドホン内外の集音マイクを用いて装着環境を測定しているみたいです。

そういえば電池のもちもよくて、このヘッドホンを買うまではNC機能付きのヘッドホンは電池持ちが悪いんじゃないかと思っていたんですが、満充電状態で最大20時間も使えます。

実際に開封時に一度充電しただけですが、2週間ほど充電せずに使えています。

音質について

肝心なヘッドホンの音質もかなりのもので、バンドの演奏も各パートがきちんと聴き分けられるほどの解像度。高音から低音までバランス良く聴こえるのも良いですね。

一般的にワイヤレスヘッドホンは音質に妥協を求めますが、こいつはなかなかです。

勿論コードが付いているハイエンドな機種と比較すると色々あるんでしょうが、少なくとも僕のような素人が普段使いする分には十分な音質です。

ちなみにハイレゾにも対応しているそうで、ハイレゾ音源が再生できるプレーヤーと組み合わせると真価を発揮するみたいですね。高音質コーデック「LDAC」に対応しているんだそうです。

僕はiPhoneで聴く派なので、ハイレゾは楽しめませんが、圧縮音源でもハイレゾ相当の高音質に処理してくれる「DSEE HX」という機能も付いているそうです。違いを聞き分けられるかは微妙ですが、きっといい音にしてくれてるんでしょう。

落ち着いたデザイン

人工皮革を贅沢に使用しているので、金属金属した他のヘッドホンと比べて高級感のある落ち着いたデザインになっているところは個人的にとても気に入っています。

頭や耳にかぶさる部分のクッションも柔らかく触り心地もつけ心地も抜群。このヘッドホンのために新たに開発した低反発ウレタンフォームらしいです。細部にこだわって作られているのが好感触ですね。

通勤時に使うことが多いので、長時間つける機会はそんなに頻繁にはありませんが、長時間装着しても疲れにくい重量バランスになっているみたいで、耳が痛くなったり首が疲れたりすることはなさそうです。

ケースも同様に高級感があり、コンパクトに収納することができるので、カバンの中にしまう時にも安心ですね。

操作性の高さ

DAOKO可愛い。

ではなく、ご覧の通り、音量調節や曲送りなどの視聴中によく使う機能は全て右側のハウジング部のタッチセンサーパネルをなぞることで操作します。

これが結構いいUIで、タッチセンサーをなぞるのは、ボタンを押すよりも楽なんですよね。歩いてる時なんか特に流れるように操作できる。

ボタン操作は電源のON・OFFやNCの調整の時だけです。

さっき紹介したクイックアテンションも手をかざすだけなので、とても楽です。

こんな使い方もできる

基本的に音楽鑑賞時の使用が想定されているヘッドホンですが、この優秀なNC機能は音楽なしでも享受することができます。

カフェなどの騒がしい環境でもNC機能だけを使えば、どこでも図書館のように静かな空間に早変わりというわけです。

それと最近AppleTVを第4世代に切り替えたんですが、第4世代からはBluetoothスピーカー等と繋げることができるようになったので、深夜でもいい音響で映画鑑賞できるんですよね。これが地味に便利です。

おわりに

天下のSONYが相当リキ入れて開発したフラッグシップモデルのようなので、お値段はそこそこしますが、その分音質も良く、便利な機能がてんこ盛りなので、買って得するヘッドホンかと思います。

今、Cadenceの曲を聴きながらこの記事書いてるんですが、音の解像度が高いので、アカペラの耳コピにも使えそうです。

ガジェットカテゴリの最新記事